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アンサンブルってなに?クラシックギターの世界~テクノアート社員の趣味語り~
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2017.10.19
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投稿者: さとうむか
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久しぶりにお届けする「社員の趣味語り」!多趣味なテクノアートの社員が登場し、自分の好きなものをここぞとばかりにアピールしていきます。なお、毎回独断と偏見にあふれた内容となっていますので、社員より詳しい方はどうかお手柔らかに。
<前回の記事はこちらから!>
第1話でクビに!ドラマ『バーン・ノーティス』の描くスパイ劇が胸アツ~テクノアート社員の趣味語り~
第6回に登場するのは、テクノアートのデザイナーであるびすこ。てっきりデザインやイラストに関することかと思っていたのですが……?

「今回はギターについてお話させてくださいっ!しかもエレキギターでもアコースティックギターでもない、『クラシックギター』を語りたいんです」
これまた意外な切り口!クラシックギターはもちろん、他のギターのこともよくわからないんですけど、それでも大丈夫ですか?

「もちろん!みなさんの知らないクラシックギターの世界を見てもらえればうれしいです」
目次
そもそもクラシックギターとは?

「クラシックギターというのは、名前にもあるように主にクラシック音楽に向いているギターです、標準では6本の弦と19のフレットがあり、ガットやナイロンなどの弦が張られていて『スパニッシュギター』『ガットギター』とも呼ばれることもあるんです」

(photo by 写真AC)
ちなみにフレットとは、ギターの指板に埋め込まれている棒状の突起です。フレットを指で押さえると、ここが支点になって音が決まるのだそう。

「クラシックギターは素朴で優しい音色なので、子どもからお年寄りの方まで幅広い年代に親しまれていますね」
ほほう。このギター、演奏するときはどんな特徴があるんでしょうか?

「他のギターと違う点で言うと、ピックを使わず指(爪)で弾くことですね。種類によっては指以外を使うこともありますが、基本的には指や爪で弾きます」
びすこによれば一人で弾くのを「ソロ」、少人数で弾くのを「重奏」、大人数で弾くのを「アンサンブル」と呼ぶのだそう。

「わたしは高校生の頃に部活で約2年間、アンサンブルの一員としてクラシックギターを演奏していたんです。重奏で弾いたこともありますが、実はソロはまだ経験がありません……なので、次はアンサンブルでよく使用されるクラシックギターの種類を紹介しますね!」
こんなにあるの?クラシックギターの種類
合唱ではソプラノやアルト、テノールといったように違った音域がひとつになってメロディーを奏でますよね。それと同じく、クラシックギターにもいくつか種類があるのだそう。
プライム

(photo by 新堀グループ Web Shop)
プライムは一般的なクラシックギターです。

「アンサンブル中ではコードや和音などを得意としており、伴奏を任されることが多いです」
アルトギター
(photo by 新堀グループ Web Shop)
アルトギターはさきほどのプライムよりもひとまわり小さく、プライムよりも高音が出るギター。

「主旋律を任されることが多く、さらにアルト1st・2ndと分かれてメイン(1st)とハモリ(2nd)を担当します」
バス
(photo by 新堀グループ Web Shop)
バスはプライムよりもひとまわり大きいギター。プライムよりも低音が出ます。

「ベースを任されることが多いですが、重みのある音を出したい時には主旋律を任されることもあります」
コントラバス・ギタロン

(photo by ワタナベ楽器店 ONLINE SHOP)
(photo by 新堀グループ Web Shop)

「バスよりも大きく低い音が出るのが、こちらのコントラバス(画像上)とギタロン(画像下)です」
コントラバスはパッと見、これまでのギターとあまり変わらないような形をしていますね。でもギタロンはギターのようでいてギターではないというか……独自の雰囲気がなんだかカッコいいです。

「そうなんですよ~。コントラバスはシルエットでは他のギターと違いはないですが、ギタロンはちょっと独特な形をしていて。また演奏するときも、一つの弦を人差し指と親指でつまむ方法になっているんです。弦が太く、バスよりもより重みのある音が出るのでベースを任されることが多いです」
アルトチェンバロ

(photo by 新堀グループ Web Shop)

「アルトギターよりも小さく、高い音が出るのがアルトチェンバロです。演奏方法も他のギターとは異なり、裁縫で使用する針を革の指輪のようなものに刺し、その針で弦を弾きます」
他の楽器でいうと、お琴の爪みたいな感じでしょうか?

「それに近いと思います!キラキラとした装飾音を担当することが多く、華やかな音が出ます」
ひとくちにクラシックギターといっても、名前も音域も、ものによっては演奏のしかたまで変わってくるんですね。
これがクラシックギターの音色!
ここで、びすこおすすめのクラシックギターの動画をご紹介します。クラシックギターの演奏がどんなものなのか、耳をかたむけてみましょう~!
「やさしさに包まれたなら」
映画「魔女の宅急便」のエンディングテーマとして有名な曲ですね!やさしい音だ~……部屋の中にいるのに青い空とさわやかな風を感じる……。

「ジブリ作品の音楽はクラシックギターでアレンジしやすいものが多く、ソロはもちろん重奏やアンサンブルでも人気なんです。こちらの動画ではソロで演奏されていますね!」
「情熱大陸」
こちらもテレビ番組「情熱大陸」のオープニングでなじみのある曲です。先ほどのやさしく穏やかな音色とは打って変わって、めちゃめちゃカッコいいじゃないですか!自然とリズムをとってしまいますね。

「そうそう、クラシックギターでもこんなにかっこよく弾けるんですよ~!この動画ではアルト、プライム、バスの重奏で演奏されています」
「スパニッシュコーヒー」
最初の入りがすごい迫力ですね。それでいてどこか切ない曲調で、聴き入ってしまいました……。

「原曲は高田みづえさんの『傷心』で、クラシックギターの演奏曲としても人気の曲です。この動画では各パート1~2人のアンサンブルで演奏されています」
大人の趣味にもおすすめのクラシックギター
ちょっぴりですが、クラシックギターの魅力がわかったような気がします。エレキやアコースティックとはまた違った雰囲気がステキですね。

「クラシックギターの魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです!もし『周りに弾ける人がいないけど、アンサンブルをやりたい』という方は、サークルに入るのがおすすめです。実は私もまたアンサンブルへの熱が再燃してきたので、通えそうなところを探してみようかなと思ってるんです」
大人の趣味としてもおすすめってことですね。こんな演奏ができたら確かに楽しいだろうし、カッコいいです。
毎回全く違った内容でお送りする社員の趣味語り、次回にもぜひご期待ください!なんでもあのヒーローについて語りたい社員がいるとか……?
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さとうむか
WEBライター・編集として奮闘するゆとり世代。気になったもの、おもしろそうなものを記事にしてお届けします。ジャンルはクリエイターさん向けのものから、生活・仕事・雑学などなど広くやっております。
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